養蜂家紹介 #Series02 朝翠 Vol.2
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養蜂家の育成とはちみつの未来
あさみどりでは日本各地の養蜂家とネットワークをつくり、養蜂業の知識伝達や若手育成に力を入れています。3年前に入社し、あさみどりで養蜂と企画事業を担当する後藤雅彦さんも、未来を担う養蜂家のひとりです。
「私は行政の仕事で、農業・漁業・畜産業などさまざまな一次産業に関わってきました。その中で、ミツバチと共生する養蜂業に魅力を感じ、いつか携わってみたいなと思っていました」
そんな中、ミツバチに並々ならぬ愛情を注ぐあさみどりの養蜂と出会い、感銘を受けたのだそう。
「とにかく、杉本さんの養蜂への姿勢に驚きました。ハチを商売道具として消費するような養蜂とはまったく違いますし、それがはちみつの味にあらわれているんです。養蜂の世界は奥が深く、まだまだ知見が足りないので、杉本さんや他の先輩養蜂家の背中を見て学ばせてもらっています」
「後藤さんはミツバチを一匹も死なせたくないと言うの。その心意気がとてもいいですよね。養蜂には、五感とセンスと体力、そして愛情ある人が向いているんじゃないかな。子育てと一緒」と杉本さんは頷きます。
近年、趣味としての養蜂や都市型養蜂が話題になり、養蜂産業がにわかに注目されています。ただ、初心者が蜂群を全滅させてしまったり、他の人の土地に許可なくハチを飛ばせてトラブルになったりという話も耳にします。初心者が養蜂を十分に学べる環境が足りていないのではないかと、杉本さんは危惧しています。
「先日も、養蜂を始めたばかりで、初回蜜は売らないという養蜂の原則を知らない方がいました。越冬した翌年、花が咲く前に採取したはちみつを初回蜜と呼ぶのですが、それは一般的には商品として流通させません。なぜなら、越冬の際に餌として砂糖水を与えるので、その年の一回目に採蜜したものは純粋な花のはちみつとはいえないからです。
でも知らない人はそれをはちみつとして売り、何も知らないお客様がそれを買うことになります。そこは、やはり長く養蜂に携わっている私たちが正しい知識を伝えて、バックアップしていかなくてはいけないなと思います」
**そのままハニー取材班と後藤さん(2024.09)
パーフェクトフード・はちみつで、心も身体も健やかに
はちみつは「パーフェクトフード」と呼ばれる高栄養食品。ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなど、免疫力アップや疲労回復をたすける150種類以上の栄養成分が含まれています。
そのため、季節の美味しいはちみつを求めるだけでなく、疲れやすい、喉の調子が良くならないなど、慢性的に不調を感じている方にもおすすめの食品です。
「あさみどりのはちみつのお陰で健康でいられるといって、長年通ってくださる方や、旅行の目的地として真っ先に来てくれる方がいます。若い方はまずお試しサイズを購入されて、花ごとの味わい違いに驚いてリピートしてくれます。
先日も、コロナになってから体調が戻らないと言っていた方が、うちのはちみつを食べて元気になって、お友達のお土産用にも買っていってくれました。来た人に、来てよかったと思っていただけるように、はちみつを通じてしっかりとお返ししていきたいです」
「いま、蜜源の減少や気候の影響などで、国産はちみつの採れる量は年々減っていて、とても希少な食品になっています。
ですが、はちみつは嗜好品ではなく健康維持のための栄養食品です。朝食や寝る前、ちょっと疲れた時、毎日の習慣として召し上がっていただければと思います。
お客様の健康としあわせのために、これからもミツバチたちを大切に育てて、自然のエネルギーいっぱいのはちみつをお届けしていきます」
さまざまな用途ではちみつを楽しんでほしいという杉本さん。
ミツバチを大切にする気持ちそのまま、お客様への真心に込められているように感じました。
Bee First で育まれたミツバチたちがつくる、美しいあさみどりのはちみつをぜひ味わってみてください。
朝翠商品ページ
https://sonomama-honey.net/collections/bee-first